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「不動産バブル」崩壊か⁈金融庁の警告・転売規制が意味するものとは

不動産価格は十数年にわたって上昇基調が継続しており、都心部などでは投資家やインバウンドの需要も後押しし、一般的な収入の世帯では手が届かない水準まで価格が高騰しています。

一方、金融庁は2月、不動産業向けの融資が増加していることを懸念し、一部の地方銀行に対し異例の警告を出しました。融資の引き締めは、不動産価格にも大きく影響する要素です。この報道を受け、一部では「不動産バブル崩壊か」といった議論も進んでいます。

金融庁による警告の背景

警告に先駆け、金融庁は地方銀行に対して聞き取り調査を実施し、そこで融資限度額の設定やリスク管理が甘い事例が見られたといいます。

異例の警告の背景には、1990年代のバブル崩壊があります。当時、不動産を担保に過剰融資をしていた銀行は、担保価値の下落で膨大な不良債権を抱え、破綻や合併が相次ぎました。当局としては、同様の過ちを繰り返さないためにも、早期の予防的措置が必要との判断にいたったものと考えられます。

今回の調査および警告は一部の金融機関に対するものであり、強制力があるものではありません。とはいえ「警告」という強い言葉を使っていることから、明確な意思も感じられます。融資の引き締めは、不動産価格に直結します。銀行が融資に慎重になれば、物件を購入できる人や借りられる金額が減り、需要が縮小します。

「転売規制」もバブル崩壊の一因に?

2025年7月に千代田区が不動産協会に対して要請した一部の新築マンションの転売規制も、不動産バブル崩壊の一因となりかねません。2025年9月には、中野区長も「千代田区の政策の影響を見定めた上で、我々としても今後検討していく必要がある」と発言し、追随する可能性を示唆しました。

不動産協会は2025年末、マンションの投機的な短期転売を防ぐ対策をまとめ、加盟するほとんどのマンション事業者が短期転売の導入を決定、あるいは前向きに検討していると公表しました。実際に大手デベロッパーの一部は、マンション引き渡し前の転売禁止や購入戸数の制限などの対策の導入を決定しています。

これにより投機的な目的の新築マンションの購入が抑制されれば、マンション価格の高騰に歯止めがかかる可能性があります。

波紋は新築・都心だけにとどまらない

金融引き締めや転売規制は主に、「都心のマンションの投機目的による購入」を抑制するための措置です。しかし、不動産市場はひとつながりです。新築需要が冷え込み、価格が下がれば、それはやがて中古住宅にまで波及します。また、都心から郊外、地方に価格上昇が拡大してきたように、価格の下落も広域に波及していきます。歴史を振り返っても、価格の下落は上昇よりもはるかに速く、広く伝播するものです。

「まだ上がるかもしれない」と待ち続けた結果、売り時を逃してしまうことにもなりかねません。こうした市場の過渡期には、ご所有の不動産の正しい価値を正確に把握しておくことが大切です。売却を少しでも検討している方は、どうぞお気軽に弊社の無料査定をご利用ください。

 

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